コープおおいた組合員による、コープふくしま訪問・交流会

2011年11月 1日

◇知ろうと努め、信じてくれる人がひとりでもいれば

震災発生直後の2011年3月末、コープおおいたは福島に人的支援を行った。約20日間にわたり、第1陣から第4陣まで計15名が福島を訪れ、支援物資(食料や水などの生活物資や灯油など)の搬送や店舗支援などを実施した。
コープおおいた青木博範(あおき ひろのり)専務理事も、第2陣のメンバーとともに福島を訪れ、支援活動に参加。4月2日に行われた福島県南相馬市での出張販売などを通して被害の大きさを直視し、また震災対策本部で最善を尽くすコープふくしまの職員の方々の熱意に打たれ、継続的な支援を決意した。

「福島と特別な関係があったわけではありません。でも、支援で出会った福島の生産者の方が『これから東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の影響が広がることは間違いない。風評被害も出るだろう。でも、本当のことを知ろうと努め、その上で自分たちの生産物を信じて買ってくれる人がひとりでもいれば、自分たちはその人たちのために生産を続ける』と話してくれたんです。そうした方々を支えることこそ、生協がすべき仕事だと思いました」
と、青木専務は語る。
以降、大分に戻ってからも福島と連携を密にし、支援の形を模索し続け、今も継続的に福島を訪れている。

◇桃の産地訪問と、コープふくしま組合員さんとの交流

2011年8月24日、コープおおいた組合員、職員、お取引先の総勢37名が、飛行機とバスを乗り継いで福島に到着した。
今回の福島県訪問は、コープおおいたの組合員に現地の空気を肌で感じてもらい、地元に戻って周囲の人に各自の感想を伝えてもらうことで、福島が置かれた状況を大分の人々に広く知らせ、支援を加速させることを目的に行われた。